Learn from Experience & Letter
経験者から学ぶ&交換留学派遣生からの便り

佐藤 大周

ベルギー

やりたい事は今すぐ始めよう!

佐藤 大周さん

理学部 生物科学科
留学期間:2014 年9月~2015年1月
留学先:カトリック大学ルーヴェン

留学先大学について

ルーベンは半径2km位の円形の街で、この円の中に10以上の大学キャンパスが散らばっています。正直、最初は迷い、地図を片手にキャンパスを探していました。アメリカの大学のような広大なキャンパスをイメージして行くと、ガッカリするかもしれません。図書館はキャンパス毎にあるので、そこで勉強出来ます。しかし、5時に閉まり、試験期間中は常に満席なので、あまり利用しませんでした。国際性は、私の感覚だと、ベルギー3割、その他ヨーロッパ3割、アジア2割、アメリカ1割、その他1割です。また、ルーベン大学は哲学が有名で、専攻している人にはお勧めです。

学習面について

授業時間は2時間~4時間、週当たりの授業回数は1,2回、1科目当たりの単位数は4~6単位、評価方法は筆記、レポート、プレゼン。このように、授業によって様々な形態を持っています。また、先生のお面白さは日本より幅があると感じました。学部生向けの基礎的な授業はオランダ語で開講されている場合がほとんどで受講できません。よって、必然的に英語で開講されているマスター学生向けの授業を受講することになり、テストは非常に難しかった。また、日本以外の学生は専門知識があり、英語も出来て(IELTS7.5とか)、非常に優秀でした。なので、ルーベン大学で真剣に専門科目を勉強する予定の学生は最低IELTS6.5or TOFEL90程度あったらスムーズに事が進むと思います。

生活について

ルーベンの食費は高いです。日本の2倍くらいでしょうか。レストランで食事すると、15~20ユーロ。なので、ご飯を作るのが面倒な時は、3ユーロのケバブと4.5ユーロのタイヌードルを頻繁に食べていました。一方、ビール好きには最高の街です!数えきれない程(推定1000種以上)のビールの種類があり、スーパーでビールを1本買うと1ユーロ~2ユーロ(水と同じ位の値段)。また、ルーベンの中心にはヨーロッパ最大級(私のバディ―が言っていた)のパブストリートがあり、週末は大盛り上がりです。ここで強調しておきたいのですが、ルーベンで1番面白かったイベントが「カントス」。13ユーロ程度でビール飲み放題。参加者全員(私の参加した時は50人位)で飲んで歌って盛り上がるイベントです。最後は皆で机の上に登って踊る位盛り上がりました。ベルギー伝統のビールイベントらしいです。また、近隣諸国(スペイン、イタリア等)へは、飛行機代往復100ユーロ以下で行けました。

留学で得たこと

2つあります。1つ目は、「他の人を幸せにする事が楽しいと気付いた事」。このような心情の変化があった理由はおそらく2つあります。1つは、留学中に自分が幸せに感じるやりたい事をとことんやったから。例えば、11か国の旅行、フットサルクラブでベルギー大会出場へ貢献、オクスフォード等有名大学訪問&インタビュー、ボランティア参加、ヨーロッパサッカー5試合観戦、ベルギーで働いている日本人に沢山会う。これらをやったことによって、私は自分1人の幸せだけでは満足できなくなり、周りの人を幸せにする事によって、より大きな満足感が得られると気が付いた。2つ目は、周りの人を幸せにする事に生きがいを感じている男に出会い、強く感化されたから。2つ目の得た事は、「もっと学びたいという知的好奇心」です。なので、卒業後も何らかの形で、世界中のどこかで一生学び続けたいと思います。

後輩へのアドバイス

「やりたいと思ったらすぐやる」事を意識して欲しいです。今、このページを見ている人は、少なからず留学に興味がある人だと思います。興味があるなら、今すぐ情報を集めるべきです。明日ではありません。今です。いつ出願できるのか?英語どれくらいいるのか?そもそも交換留学以外の良い選択肢はないのか?などなど考えられる事は沢山あります。これらの小さな行動の蓄積が大きな差を生みます!確実に!また、留学に関してなら私もアドバイス可能なので、是非活用して下さい!このページを見てくれた信大生が留学をうまく活用して、充実した大学生活を送る事が出来る事を願っています。私も負けてられない!